横浜市 よこはま乳がん

乳がんと診断されたら

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気持ちの持ちようについて

乳がんと診断され、病気や治療と今後の事について漠然とした不安を感じて、いつも通りに生活できなくなることがあります。そのようなときの対処方法をお知らせします。

乳がんの診断を受け、不安になったり戸惑うことは普通の反応です

大きなショックを受けると思考が停止したり、混乱してしまい漠然とした不安を強く感じることがあります。通常は一時的なことで大抵は2~3週間ほどで回復していきます。不安は、検査結果を待つ間、今後の見通しが立たないこと、病気そのもの、治療による生活や仕事への影響、ご家族への対応など多岐にわたります。お一人で悩むより信頼できる人や医療スタッフ、患者会などで話を聞いてもらうことで不安が和らいだり、自身の思いを整理できたりします。知らないことが多く、漠然とした不安から情報を得ようとして多くの書籍やインターネットを閲覧し、かえって混乱や不安が強くなる場合があります。ブログや体験談は、個々が体験し感じた情報でありすべてがあなた自身に当てはまるものではありません。情報を得ることで不安が強まるなら治療の方針が決まってから正確な情報を得るようにした方が良いでしょう。

強い不安が続くと動悸、息切れ、不眠などの身体症状が現れ日常生活に支障をきたす場合があります。そのような場合は早めに医療スタッフにご相談ください。

(詳しくは患者さんのための乳がん診療ガイドライン2023 年版「乳がんと診断されたら」 をご覧ください。

納得して治療を受けるために

乳がんと診断されると一刻も早く治療しなければすぐに広がってしまうのではないかと思われるかもしれませんが、病気の全体像や全身状態を正しく確認し治療を決めることが重要です。検査結果をもとに治療を決めて行きますが、その際にはあなた自身の希望も考慮されます。

また、治療の内容や順番、術式や再建術を受けるかなど患者さんに選択していただくこともあります。慣れない人、環境のなか専門的な用語もあり、辛く感じるかもしれません。医療スタッフがお手伝いさせていただきます。医師から説明を受け疑問に思ったことや不安なことはどんどん質問し、ご自身の希望もお伝えください。その場で尋ねられなかったり、帰宅後沸き上がった疑問はメモに記載して次の診察時に持参すると良いでしょう。医師に尋ねづらい事は、看護師などの医療スタッフにご相談ください。

気持ちの持ちようと専門家の活用

診断から初めての治療を受けるまでは、慣れない環境で聞きなれない説明を受け、日常生活や仕事の調整など様々なストレスを受けます。思い悩む日が増えると思いますが、知識を得ることで解決することがあります。反対に、悩んでもすぐには解決できないこともあります。そのようなときは一旦考えないようにして 今できることや趣味に没頭したり、スポーツやマッサージ、エステなど自分なりの心身のリラックスを図れることを行い、通常の生活を送るように心がけましょう。また、医療スタッフに相談すると活用できるサービスや悩みに応じた専門スタッフの紹介をしてくれます。患者さんだけでなく多くは、ご家族もご利用できます。お一人で悩まず医師や看護師、専門家など多くのスタッフを積極的に活用しましょう。

また不安や悩みへの対処として、医療スタッフへの相談はもちろんですが、患者会や援助団体、がん相談支援センターを利用するのも良い方法です。

詳しくは「これからの生活について」「様々なサポートについて」をご覧ください。