乳がんは、日本人女性が罹患する悪性腫瘍の中で最も多く、生涯で9人に一人の女性が経験するといわれています。また40代から60代の、比較的若い世代がかかりやすいことも特徴です。
新たに乳がんと診断された方で、家族に乳がんの経験者がいない方が、8割近くを占めています。長年の偏った食生活や過度のアルコール摂取及び運動不足、喫煙などの生活習慣・環境因子が影響していると考えられています(詳しくは患者さんのための乳がん診療ガイドライン2023 年版「乳がんの原因と予防について」 をご覧ください)。
特定の遺伝子変異による乳がんは全体の5%前後と報告されています。遺伝について心配のある方は「遺伝について」もご参照ください。